転職するときに、誰もが目標にするのが「大企業への転職」ではないでしょうか。
近年の日本経済はとても不安定でありながら、少子化が問題になっており、将来的に働き手は徐々に減少傾向にあります。
転職とは将来を見据えて道を選ぶ必要があるので、企業選定がとても難しいのが現実です。
私はもともと、地元の中小企業で働いていましたが、不景気の影響を受けやすく業績が全く伸びない会社でした。
しかし、転職を機に大企業にチャレンジした結果、見事採用を獲得することができたので、今回はその方法を伝えていきます。
大企業は今、どのような人材を必要としていて、何を考え採用しているのか、この2つをイメージするだけで、必然的に採用への一歩を踏み出せるはずです。
大企業への転職とは、今まで培ってきたスキルを試す絶好のチャンスと捉えてください。
積極的にチャレンジすることが、今後の安定に繋がってきます。
- 【結論】30代でも大企業に転職はできる
- 大企業に転職できるコツ
- 大企業が求める人材
目次
中小企業から大企業に転職できるのか
そもそも、中小企業で務めていたのに、30代で大企業に転職できるのでしょうか。
結論から話すと、スキルが認められれば転職することは可能です。
大企業は専門的なスキルを持っている人材を必要としています。
中小企業で習得したスキルを存分にアピールすることで、採用へのチャンスは巡ってくるので、積極的に狙っていきたいところ。
しかし書類選考で外されてしまう場合がほとんどです。
履歴書で企業との接点を伝えることができれば、より明確になっていきます。
中小企業には、高いスキルを持った社員が多く在籍していると認識されているので、相手が大企業だからと言って萎縮する必要はありません。
自信を持って自分のスキルをアピールしていきましょう!
- 中小企業から大企業への転職は可能
- 高いスキルを持った人材を必要としている
- 企業との接点が合えば、ビジョンが明確になる
大企業が求める3つの人材
大企業が必要としている人材とはどのようなスキルを持った人なのでしょうか。
大企業が求める人材は以下の3つに分類されます。
- 中小企業で培った専門的なスキル
- 若くしてマネジメント経験がある
- 長期的に在籍してくれる人材
30代になると、これまで取り組んできたことに差が出てくる年代です。
スキル習得のために地道に積み上げてきたものが面接では評価されます。
大企業とは従業員が多いがゆえに、仕事内容が偏ってしまう傾向にあるので、前職で幅広い業務を任されていた人ほど必要とされます。
面接官が採用する心理というのは、自分の企業にないものを取り込んでいくことで、戦力強化を図っています。
中小企業で培ったスキルやマネジメント経験というのは、とても貴重な経験なんですよ!
大企業への転職を有利に進めるコツ
では、具体的にどんなことをアピールしていけばいいのか伝えていきます。
30代で大企業に転職することはとてもハードルが高いことだと考えてしまう方も多くいると思いますが、これまで経験してきたスキルを正しくアピールできれば、可能性の道は開けてきます。
接点の伝え方を下記にまとめたので参考にしてください。
探す ➡︎ | 証明する ➡︎ | 伝える |
---|---|---|
充分な企業研究 | 具体的なエピソード | 接点を語源化する |
自分との接点を探す | 資料やレポートを持参する | 書いてまとめる |
大事なのは、企業との接点を見極めて、どのように伝えられるかが問題になってきます。
自分の持っているスキルで一点突破
ご自身の一番得意とされているスキルを売り出していくことが大切になります。
企業は新しい技術を取り入れるために採用をしていることが多いので、専門的なスキルがあることをアピールできれば問題ないです。
自分の得意とすることを伸ばしていくことが新しい職場での武器となります。
即戦力であることをアピールする
30代の転職とは即戦力であることが最低条件です。
企業との接点を1番深めることができるのもこの項目なので、新しい職場で、どれだけ今の実力を再現できるかにかかっています。
面接官が聞きたいことは、入社したときに活躍できるかを知りたがっているので、自身のスキルをアピールできるエピソードを伝えることができるかがポイントになります。
マネジメント経験があるならポイントが高い
30代でマネジメント経験がある方はとても貴重な存在です。
チームのリーダーを経験したことで、新しい環境でも自分をマネジメントすることも可能なので、職場でも自立した仕事ができることを期待されています。
在職年数が長いほど有利
企業は簡単に辞められることをもっとも嫌います。
在籍年数が長いということは、我慢強く成し遂げてくれるというイメージを与えることができるので、面接も有利に運ぶことができます。
大変だったことや、苦労したエピソードを伝えることができれば、好感を持たれることが多いです。
大量採用の波に乗る
製造業などに多くありますが、新しい事業の立ち上げの際には大量採用を行うことがあります。
タイミングよく求人を見つけることができれば、高確率で採用を獲得することができます。
就職エリアを広げることでさらにチャンスを広げることができるでしょう。
大企業の面接でライバルに差をつける3つの方法
大企業を面接する人は全国各地から集まってきます。
そのライバル達から1歩先をいくにはどうしたら良いのでしょうか。
いかに面接官に対して印象を残すかにかかっているので、その方法を紹介します。
大企業の転職は目立つくらいがちょうどいい
資料やレポートを提出する
仕事で作っているプレゼンの資料や、技術職であれば、自分で作った製品を持参すると、面接官に対して効果的に印象つけることができます。
スキルをアピールする上で、言葉で伝えることも大切ですが、実際に見せたほうがより明確に伝えることができるので、渾身の作品を持ち込んでみてください。
面接が終わった後も必ず印象に残るはずです。
ポータブルスキルや再現性をアピールする
ポータブルスキルとは、職場が変わっても活かすことのできるビジネススキルのことを言います。
新しい職場でも以前と変わらずに仕事ができるかどうかや、企業に対して新しい技術を取り入れることができるかが、面接に対して最も大切なことになります。
そのポータブルスキルが多いほど企業との接点が生まれるので、積極的にアピールしてみてください。
緊張を味方につける
よくある悩みとして『面接の時に頭が真っ白になってしまい本来の力が出せない』という方が多く見られます。
しかし面接というのは、大勢の人の前で自分をプレゼンしないといけないので、慣れていない人はもちろんのこと、基本的に82%の人は緊張してしまうという研究が明かされています。
本来の力が発揮できない要因は様々なことが挙げられますが、最も大きな要因としては、「場馴れしていない」「練習不足」この2つが原因だと考えます。
人間というのは経験していないことや、練習していないことに対して弱い傾向にあるので、この理由さえ理解していれば、面接は必ず成功を収めることになります。
面接で本来の自分をアピールすることができれば、手応えのある面接を進めることができます。
30代で初めての転職
初めての転職活動だと、何から始めていいかわからない方もいると思います。
転職というのは人生の転機である、とても大切な選択と言えるでしょう。
30代になると背負っている責任が増えるので、失敗できないというプレッシャーが大きく出てしまうのも事実。
しかし、適切なステップと選択方法さえ間違えなければ「転職してよかった」と思える未来は必ず待っています。
行動しないことも選択肢の一つですが、「行動しないリスク」というのも潜んでいるので、不満を抱えている場合は1日でも早く行動を起こすことをオススメします。
行動しないリスクとは恐ろしい。汗
転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用することで、転職を進める上でのサポートを受けることができるほか、企業ごとの面接対策や履歴書の添削まで行ってくれるので、転職活動をスムーズに進めることができます。
他にも求人の質がいいのも特徴で、大企業に転職を目標にしている方にとっては、欠かせないサービスです。
転職エージェントは私も実際に利用していました!
転職エージェントで面接対策や企業研究をしっかり行う
大企業に転職することに対して面接対策はとても重要です。
企業との接点が多い方でも、面接の受け答えがしっかりしていないと不採用になってしまうからです。
企業研究を行なった上で、業務内容について興味があることをアピールしなければ道は開かれません。
転職エージェントでは面接対策から企業研究のアドバイスまでサポートしてくれるので、とても心強いサービスです。
転職エージェントに相談して自己分析をまとめる
自己分析とは、基本的に自分の強みやポータブルスキルの発掘、転職理由などを明確にすることを言います。
過去の自分と比較した時にできなかったことが、できるようになっていたらそれも強みになります。
自分が成長したプロセスを伝えることで再現性も伝わりやすくなるので自分をPRできるような内容にまとめておくと良いでしょう。
まとめ
大企業への転職とは、とてもハードルの高いことに思えますが、基本的なことを押さえておけば、採用される確率が上がります。
面接の注意点は、いかに相手の聞きたがっていることを伝えることができるかにかかっています。
企業が求めている人物像を意識しながら伝えていくことが理想になります。
以下の3項目は大企業が求めている人材として、とても重要なことなので自分と照らし合わせてアピールしていってください。
企業が求める人材
- 中小企業で培った専門的なスキル
- 若くしてマネジメント経験がある
- 長期的に在籍してくれる人材