面接とは転職を行うなかで、もっともプレッシャーがかかる場面であり、メンタルを消耗する行為です。
転職に対してネガティブなイメージを持っている方は面接が苦手な傾向にあるのではないでしょうか。
私も面接は苦手なタイプで、当日になると頭が真っ白になってしまい、本来の自分を出せなくて、とても悔しい思いをしていました。
しかし、緊張というのは私たちの敵なのでしょうか?味方なのでしょうか?
完全にリラックスした状態では本来の力を発揮する事は難しいのも事実。
人というのは適度な緊張感があってこそ、初めて最高のパフォーマンスを生み出すことができるのです。
そこで今回は、面接で活用できる『緊張をコントロールする方法』を伝えていきます。
緊張を味方につけることができれば、まさに「鬼に金棒」です!
- 面接で緊張して本来の自分が出せない
- 緊張するから面接は苦手だ
- 緊張を和らげる方法を知りたい
目次
面接で緊張しやすい人の特徴
面接で緊張してしまう人は、私生活でも人と関わることが少ないことがあげられます。
例えば、普段から会話で聞き手に回ることが多く自分から話すことが少ないという人も。
私もそうですが、会話で話す比率が 7:3 の割合でほとんどが聞き手に回っているのではないでしょうか。
職業柄も関係していることが多く、特に技術職の方は普段から人と関わることが少ないので、面接で緊張してしまうのは当然なことです。
普段から口数が少ない人が、いきなりプレゼンをするのはハードルが高すぎるように感じます。
しかし、これらの原因と逆の捉え方をすることで毎日の私生活でも緊張対策のトレーニングをすることは可能なのです。
- 会話で聞き手に回っている
- 仕事柄で人と話す機会が少ない
- コミュニケーションが苦手
- 人前に立つ機会が少ない
- 会話で話し手になる
- 普段、話さない人と会話してみる
- コミュニケーション能力を上げる
- 人前に立ってプレッツシャーに慣れておく
面接で緊張を味方にする
そもそも緊張とは、コントロールする方法さえ身につければ、どんな局面でも乗り越えてしまう、想像以上の力を発揮することができるのです。
オリンピックの選手がいい例です。
オリンピックという大舞台でありながら、世界新記録がバンバン更新されています。
選手たちも決して緊張していないわけではないでが、なぜ本番に強いメンタルを手に入れられたのでしょうか。
理由は簡単です。
緊張というのは、ほとんどの人が敵として捉えているからなのです。
緊張することで脳から分泌される「ノルアドレナリン」という物質が最高のパフォーマンスをもたらしてくれるので、この物質をコントロールする手段を身につけることができれば、あなたもオリンピック選手のように強いメンタルを手に入れることができるのです。
緊張とは敵ではなく、あなたの強い味方だということを忘れないでください。
緊張をコントロールすることで、最高のパフォーマンスを引き出すことができる。
緊張はあなたの強い味方です!
面接で緊張しない方法は事前準備で決まります
人は事前準備無くしては成功を収める事は不可能に近いとされています。
「これ以上ないほど努力した!」と思えるほど面接対策を行う事で、自信につながり、程よい緊張感のなか面接を行うことができます。
運悪く、想定外のことが起きたとしても10%前後のブレ幅はあるかもしれませんが、大幅に想定が狂う事は少ないと思います。
事前準備を入念に行った分だけ採用に近づくと考えれば転職活動をポジティブに進めることができます。
想定できる質問リストを作る
基本的に面接で質問される内容は以下の流れになっています。
- 自己紹介(自己PR)
- 転職理由
- 志望動機
- スキル・仕事に対しての問いかけ
- その他の質問(企業により様々)
- 逆質問(あなたが企業に質問する)
この6つは間違いなく質問されるので、ノートに書き出してまとめることが大切です。
事前に準備することで、落ち着いて話すことができるので、自然と言葉に詰まることが少なくなります。
「書き言葉」と「話し言葉」の違いをなくすために、実際に声を出して練習することで、違和感なく伝えることができます。
出題される問題が分かっているテストを受ける気持ちで挑むと、気持ちが軽くなると思いますよ。
笑顔のトレーニング
面接でもっとも大切な事は「好感度」です。
初対面の第一印象は90%が外見で決まると言われており、面接という短い時間で判断される事は以下の3つです。
- 顔の表情
- 雰囲気
- 話し方
このなかで「顔の表情」とは笑顔のことをいいます。
笑顔には周りの雰囲気をよくする効果があると同時に、リラックス効果があると言われています。
第一声に最高の笑顔を面接官に届けることで緊張がやわらぎ、最高のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
このことから、「笑顔」とは面接において最強の武器となるのです。
伝えたい事はゆっくり話す
ゆっくり話すという事は、緊張を緩和する方法としてとても効果的です。
緊張すると呼吸が浅くなってしまい早口になる傾向にあります。
深く深呼吸をしてゆっくり話すことを意識することで、伝えたいことも明確に伝えることができ、焦りも取れていきます
話すスピードを3割おとすことを意識するだけで、緊張対策になります。
模擬面接を何度も行う
模擬面接は面接を成功させるためにはとても重要です。
経験したことのない雰囲気というのは、どうしても緊張してしまう原因になってしまうので、徹底的にやりこむことが成功への近道になります。
一人で行う練習方法
まずは発声練習をしてみましょう。
本番で話す内容を意識しながら、しっかり伝えることができるか確認してください。
鏡の前で練習することで表情や姿勢を確認することができます。
鏡に映る自分を面接官だと思って会話することを意識するのが大切です。
- 声に出して練習する
- 鏡の前で姿勢を確認する
- ゆっくり話す練習をする
- 相手と会話していることを意識する
練習相手がいる場合
本番さながらの練習をすることが可能です。
緊張感を持って練習することで緊張への耐性を高めることができます。
最初の挨拶から退室まで、一通りの流れを把握するだけでも大きな経験になり、苦手な部分も見えてくるはずです。
一通りの練習が終わったら、自分が面接官の役を演じてみてください。
自分の作った回答集を練習相手に渡して質問することで、面接官の気持ちがわかるので、その回答が適切かどうかを見極めるには最適な練習法です。
- 本番さながらの雰囲気で行う
- 質問をランダムに出してもらう
- 面接官の役もやってみる
転職エージェントの面接セミナーを受けてみる
転職エージェントでは面接の向上セミナーも行っています。
面接に対して企業がどんなことを考えて採用を行っているかが理解できるほか、実際にプロの指導により模擬面接のサポートまで受けられます。
もちろん、無料で講義を受けられるので、最初に受講することをオススメします。
【面接当日】緊張を緩和させるコツ
面接当日では自分のメンタルをいかにコントロールできるかがキモになってきます。
緊張を味方につけることで、最高の状態で面接に向かうことができるので、ぜひとも取り入れてください。
特別な日にしないこと
毎日やっている朝の習慣やリズムを崩さないことが大切です。
『今日は面接だ!』というように自分にプレッツシャーをかけてしまうと、逆効果になってしまうからです。
人というのは、いつもやっている動作には強いですが、一つでも違う動作が入ると脳は混乱してしまいます。
何事もなく、いつもの毎日を作るだけでも自然な自分を出すことができるので面接を意識しない1日を始めることが第一ステップです。
- いつもと同じ毎日を作る
- 面接を意識しない
- 自然体が一番の緊張対策
時間に余裕を持って到着する
面接の当日は開始時間の30分前を目標にして、時間に余裕を持って出発しましょう。
面接直前の時間というのはとても大切です。
- 自己PR・企業研究の復習
- 頭の中を整理する
- 気持ちを落ち着かせる
この3つを行うだけで成果はかなり変わってきます。
しかし、開始時刻に遅刻しそうになると焦ってしまい心拍数が上がってしまいますよね。
心拍数が上がるという事は緊張感が高まってしまい、面接でも成果を出せないまま終わってしまいます。
面接の当日は必ず、開始30分前を目標に行動してください。
初めて行く場所ではトラブルはつきものです。
- 渋滞にはまる
- 道をまちがえる
- 乗る電車をまちがえる
このような問題が発生するリスクがあるので、時間に余裕を持って行動しましょう!
ありのままの自分を心がける
人が緊張するきっかけは「自分を良く見せよう」という気持ちからきます。
面接という特別な時間があなたの意識を変えてしまっているので、自分をよく見せようという気持ちは捨ててしまいましょう!
面接官もありのままのあなたと話すために時間を作っています。
自分を積極的に出して行くことで、他者との差別化ができ、自然とアピールすることができます。
自分を良く見せようとしないことが大切!
笑顔を忘れない
緊張しているときは、顔の筋肉が硬直しています。
その硬直こそが緊張への引き金になるので、笑顔になることを心がけてください。
笑顔になることで顔の筋肉が程よくほぐれていき、自然と表情も豊かになります。
眉間にシワを寄せた人と話していても楽しくないですよね。
笑顔を意識するだけで第一印象は最高なものに仕上がるので、「笑顔を忘れない」を心に刻んでください。
【面接時】緊張を緩和させる3ステップ
- 適度に姿勢を正す
- 大きく深呼吸
- 笑顔で話す
ここまで対策したけど、「どうしても空気に呑まれてしまい緊張してしまった」という場合の緊急策はこの3ステップです。
面接官の話を聞きながら順番に行うことで気持ちを落ち着かせる事ができます。
心拍数の鼓動を抑えることを意識して集中力を高めることが大切です。
まとめ
面接というのは、人生のうちで何度も経験することではないので、誰もが緊張するものです。
しかし、緊張をコントロールすることが面接を成功させるカギとなるので、しっかり事前準備をした上で本番に望みたいですね!
面接の成功率を上げることで、企業への採用率もアップするので、ありのままの自分を出して、面接官に熱意を伝えていってください。
- 事前準備をしっかり行う
- 緊張をコントロールする
- 笑顔